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15年戦士の私が教える飲食店の正社員がきつい事5選【ハードな職場からの脱出】

2020年10月9日

飲食店 正社員 きつい

「人がいなくて今週も休みなしか」
「たまにしかない休みなのに電話しないで欲しいな」
「もう限界、転職したいな」
困った店長

飲食店の正社員はきついですよね。

この記事を書いているぼくは飲食店の正社員として15年働き、きつい経験を沢山してきました。

この記事では

  • 【実体験】飲食店の正社員がきつい事5選
  • 飲食店で悲鳴を上げている人の声
  • 【体験談】飲食店のきつい職場から抜け出す2つの方法

について解説します。

この記事を読み終えるときつい飲食店から逃げる方法が分かります。記事の内容を実践すればホワイトな職場で働けます。

実際に、ぼくは飲食店からマンション管理会社へ転職し今では勤務が17時に終わります。肉体的にも精神的にも楽になりました。

今、きつい職場でがんばっている人は最後までお読み下さい。




【実体験】飲食店の正社員がきつい事5選

飲食店正社員のきつい仕事

飲食店で働くと大変ですよね。ぼくが体験してきた飲食店の正社員がきつい事5選は下記です。

飲食店の正社員がきつい事5選

  1. 長時間労働
  2. 休みが少ない
  3. 給料が安い
  4. 休日でも対応を迫られる
  5. クレーム対応

1.長時間労働

正社員の長時間労働は当たり前です。飲食店ではアルバイトの数が多くて正社員は少ない数で運営しています。

アルバイトがしない仕事があるので正社員の労働時間は長くなります。

正社員の仕事は調理や接客に加えてシフト作成や食材の発注など事務作業も。営業が終わってから事務作業をするなんてザラですよ。

下記はぼくが飲食店で働いていたときの勤務時間です。

  • 平日:9時〜22時 13時間勤務
  • 土日祝:9時〜23時 14時間勤務

基本的に週に40時間を超えて働かせて問題ないの?って思うかもしれません。残念ながら問題ありません。会社と社員は労使協定を結んでいます。

労働者の過半数で組織する労働組合か労働者の過半数を代表する者との労使協定において、時間外・休日労働について定め、行政官庁に届け出た場合には、法定の労働時間を超える時間外労働、法定の休日における休日労働が認められます。
厚生労働省公式HP

会社も週に40時間を超えるのは分かっているので労使協定を結んでいます。とはいえ長時間労働はずっと続くのできついですね。

2.休みが少ない

ぼくが働いていたときは休みは週に1回あればいいところでした。飲食店は人手不足なので、週に2回も休みをもらえる状態ではありません。

働く時間が長いのに、休みも少ないのはきついですね。ぼくの経験ですが、ひどいときは48日間休みがないときもありました。

他の業種と休日数を比較してみましょう。

業種名年間休日数
情報通信業118.8
学術研究、専門・技術サービス業118.8
運輸業、郵便業100.3
宿泊業、飲食サービス業97.1

引用元 厚生労働省 平成30年就労条件総合調査の概況

1番休日が多いのは情報通信や学術研究の118.8日です。宿泊業、飲食サービス業の休日は97.1日で最下位です。飲食店の休みは少ないですね。

飲食店の正社員の休みが少ない理由は店舗の体制にあります。飲食店は社員1人とアルバイト多数で運営していて、正社員の代わりがいないんですね。

休みが取れないのは精神的にもくるのでモチベーションが下がりますね。

3.給料が安い

飲食店の正社員の給料は安いです。入社するときに特別なスキルが必要ないからです。よほどの事がない限り入社できますよ。

マイナビ転職の業種別モデル年収平均ランキングによると、飲食店の最高は55位の510万円です。ちなみに1位の外資系金融は1,316万円です。

110業種中業種名年収
55位アジア系510万円
66位総合497万円
88位和食471万円
92位ファストフード467万円
101位洋食450万円

引用元 2021年版 業種別 モデル年収平均ランキング(マイナビ転職)

110業種の中で55位が最高なので、飲食業界の給料が低いですね。
アジア系はカレーやタピオカなどを扱う現場職、総合は法人営業やフランチャイズの支援など飲食に関わる様々な仕事です。

正社員といっても最初の仕事はアルバイトと変わりません。仕込みをするのに野菜を切ったり、お客さんを席までご案内したり。だから正社員でも飲食店の給料は安いです。

4.休日でも対応を迫られる

飲食店の正社員は休日でも対応しなければならならいこともあります。休みの日であっても店舗や上司から連絡が入ることがあります。たとえばこんな感じ。

「店長、お客さんが怒っていて店長出せと言ってます」
「バイトの〇〇さんが来ません。申し訳ないですが、代わりに来てもらえませんか?」
「あの件なんだけど、どうなっている?」

飲食店で働いている社員なら一度は経験することです。飲食の社員あるあるですね。そもそも休みがないのに、その貴重な休みに連絡されるだけでもストレスですよね。

5.クレーム対応

飲食店の正社員がきついのはクレーム対応です。お客さんの中には理不尽なことを言う人もいますからね。

ぼくも店長をしていたときはクレーム対応は数多くしてきました。こちらは悪くないのにいんねんをつけてくる方もいました。

自分では対応しきれずに上司といっしょに謝りに行った事も何度もあります。

クレーム対応は本当にきついです。特に精神的にきついので何度も逃げ出しくなりました

クレーム対応について悩んでいる方は下記の記事を参考にしてみてください。

ぼくがこれまでたくさんクレーム対応を経験してきましたので、ぼくなりのやり方を紹介しています。
クレーマーからファンになる! 飲食店のクレーム対応を読む

なぜ飲食店の正社員がきついのか?

飲食店 正社員 きつい

なぜこんなに飲食店の正社員がきついかいうと、飲食店は利益が出ない構造になっているからです。

実際に、利益率上位10社の平均は6.6%です。

飲食店の利益率ランキング
引用元 業界動向

上位10社の平均は10%もありません。
他の業種の利益率はいうと、トップの消費者金融が18.3%、2位のネット証券が17.5%、13%で携帯電話が3位です。

参照 業界別利益率ランキング(業界動向)

利益が出ない構造になっている理由は下記です。

  • 飲食店のビジネスモデルが古い
  • 運営コストが高い

詳しく解説していきますね。

飲食店のビジネスモデルが古い

飲食店で利益が出ないのはビジネスモデルが昔から変わっていないからです。昔のビジネスモデルはなんでも人が行うというものです。

たとえば下記の仕事は機械を使えば人でなくてもできますよね。

  • 注文を聞く
  • 料理を運ぶ
  • 会計をする
  • お皿を片付ける

あなたの店舗でもまだやっていませんか?ぼくが勤めていた会社ではこの4つ全て人がやっていました。

注文を聞いたり会計をするのは券売機でできますし、料理もUber Eatsとか出前館なら運んでくれます。しかもUber Eatsとか出前館ならお皿も片付けなくていいですよね。

飲食店の正社員がきついのはあなたがやらなくていい仕事をあなたが行っているからです。
でもそういった設備や環境は現場で働くあなたができることではありませんからつらいですね。

運営コストが高い

飲食店で利益が出ないのは運営コストが高いからです。飲食店の主なコストにはこんなものがあります。

  • 人件費
  • 原価
  • 販売促進費
  • 家賃
  • 水道光熱費

コストの中でも特に高いのが人件費原価です。人件費と原価だけで売上の60%を占めます。

昔はアルバイトの時給が低かったので人件費について気にする必要はありませんでした。

しかし、今は最低時給がどんどん上がっていて今までと同じように人件費を使っていると利益はますます減っていきますよね。

たとえば大阪の最低時給の推移は下記の通りです。

大阪の最低時給推移

2010年 779円
2015年 858円
2020年 964円
2021年 992円

引用元 地域別最低賃金の全国一覧(厚生労働省)

材料費も以前に比べて上がっています。品物の値段が上がるのは良くTVで見かけますよね。

そもそも飲食店の運営コストは高いのに、人件費や原価はますます上げっています。正社員が楽になるのは遠いですね。

飲食店の正社員がきついと嘆く現場の声

飲食店がきついと嘆く

ぼくもキツかったですが、今もきついと悩んでいる方の声を紹介しますね。


昔も今も飲食店で働くのはきついですね。

【きついだけじゃない】飲食店の正社員が楽しいところ3選

飲食店は楽しいです

これまで飲食店のきついところばかりを解説してきましたが、飲食店にもいいところもあったのでぼくは15年働きました。

ここでは、飲食店の正社員の楽しいことろ3選を紹介します。

  1. お客さんから感謝の言葉を頂ける
  2. 自分の指導でアルバイトの成長が見える
  3. 店舗のみんなで目標を達成して喜び合える

1.お客さんから感謝の言葉を頂ける

飲食店で働く醍醐味はお客さんの笑顔と感謝の言葉を頂けることです。やっぱり喜んでもらえるのは嬉しいですし、仕事をしていて楽しいです。

「ありがとう」「美味しかったよ」なんて言われると嬉しいですよね。
商品をテーブルに運ぶと「わ〜、ハンバーク来た〜」という子どもが喜ぶ声は何回聞いてもいいものです。

2.自分の指導でアルバイトの成長が見える

アルバイトの成長が見えるのも飲食店の正社員の楽しいところです。特に初バイトで成長していく姿は嬉しいものですよ。

高1で入ってきた何もできなかった子が接客を覚えて、お客さんに誉めらるようになって、新人を指導する立場になっていく。

目を細めるとは正にこのこと。飲食店で働いていて良かったと思える瞬間です。

3.店舗のみんなで目標を達成して喜び合える

店舗のみんなで目標を達成できたときの喜びは飲食店で働いていて良かったと思える瞬間です。

飲食店は年末年始が1番忙しいのですが、担当した店舗の最高売上を達成したときの気持ちは忘れられないですね。

1ヶ月前からシフトを決めて、ミーティングで当日のそれぞれの役割をみんなで決める。そして当日を迎える。

これまで準備をしてきたことが報われる日です。みんなで目標を達成して喜び合えるのは最高ですね。

【体験談】飲食店のきつい職場から抜け出す2つの方法

飲食店できついのを避ける方法

飲食店にも楽しいところがありますが、きつい事の方が多いです。肉体的・精神的にきつくなるのできつい職場は避けたいところです。

きつい職場から逃げる2つの方法は下記です。

  1. 出世して現場を離れる
  2. 他の業種へ転職する

1.出世して現場を離れる

飲食店がきついのは現場です。
現場を離れればきつい職場から解放されます。要するに、今の会社で出世しましょうということです。

出世する方法は下記です。

  • 実績を上げる
  • 模範店舗となる
  • 上司に取って代わる

出世するには実績を上げることです。毎月の予算を達成し続ければ昇格できます。

次に、出世する方法は会社の模範となる事です。
お客様からの評価、アルバイトの定着率などが社内一。他の店舗でも共有したいことや会社が押し進めたいことで成果を収めれば現場を離れられます。

ぼくが勤務していた会社で、お客様評価が連続して社内一だった店長がマネージャーに昇格した事がありました。

最後は、上司に取って代わる事です。店長の上司はマネージャーなので、店長が代わりにできるようになれば昇格できますよ。

実際に、ぼくが勤務した会社では店長をしながらマネージャーをしていた人は昇進しましたね。ただ店長だけでも大変なのに、兼務するのはなかなかできる事ではないですよ。

昇格すれば下記のような役職に就けます。

  • エリアマネージャー・SV
  • 企画
  • 店舗開発

マネージャー・SVのように数店を管理する仕事や新しい商品を考える企画、新しい場所に店舗を作る店舗開発などが現場以外の仕事です。

出世すればきつい現場は離れられます。とはいえ出世は時間がかかるので、すぐにきつい現場を離れるのは難しいです。

2.他の業種へ転職する

現場がきつくて、もう耐えられないなら他の業種へ転職しましょう。きついまま仕事をしていると、うつの症状が出てきます。

  • 突然涙がこぼれる
  • 休みの日は1日寝て過ごす
  • 何もやる気が起きない

こんな症状が出たら危険です。実際に、ぼくは1日寝ていて起きたら夕方なんてことはありましたし、何もやる気がなく1日ボーッとしていることもありました。

ぼくはうつになる前に退職したので大丈夫でしたが、違う業種へ転職すればきつい飲食から解放されますよ。

飲食店の正社員がやめる手順については下記の記事で解説しています。つらくて転職しようか迷っている方は参考にしてください。
【体験談】飲食店の社員をやめる手順を解説しますを読む

もうきつすぎて限界であれば転職しましょう。

まとめ:飲食店の正社員がきついなら転職もあり

飲食店がきついなら転職もあり

今回は飲食店の正社員がきつい事5選について解説しました。

飲食店の正社員がきつい事5選

  1. 長時間労働
  2. 休みが少ない
  3. 給料が安い
  4. 休日でも対応を迫られる
  5. クレーム対応

きつい職場を離れる方法は下記です。

きつい職場から抜け出す2つの方法

  1. 出世して現場を離れる
  2. 他の業種へ転職

飲食店がきついと感じているなら転職も検討しましょう。ずっとガマンしていても誰も助けてくれませんよ

ぼくはお店のみんなでお客さんのためにがんばるのは楽しかったです。でも人手不足が続き休みが取れなくなりました。上司に相談しても休みを取らせてもらえませんでした。

だからぼくは退職を選びました。

飲食店から他の業種へ転職するためのエージェント選びは下記の記事でくわしく解説していますので気になる方はご覧ください。
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フジユウ

トヨタディーラー営業職→飲食店勤務15年。宅配寿司で新規客数が日本一に→マンション管理会社勤務。いろんな業種を経験してきました。サラリーマンをしながら、今までの経験を発信しています。

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