「どうしたら長居するのを辞めさせられるのかな?」
「長居する客に退店をお願いするにはどう伝えればいいの?」
コーヒー1杯で朝から晩まで長居されたら、他のお客さんの席がないときに困りますよね。
この記事を書いているぼくには飲食店の経験が15年あり、これまでお客さんの対応を数多く行ってきました。
この記事では、
- 飲食店で長居する客の特徴5選
- 長居する客への対策8選
- 飲食店で長居しても大丈夫なケース
について解説します。
この記事を読み終えると、店内で長居するお客さんの対策がわかります。お客さんが長居してもうまく対応できるようになるので、お客さんを怒らせることなくお店の信用は落ちないですよ。
飲食店で長居する客の特徴5選
飲食店で長居する客の特徴5選は下記です。
- ずっとおしゃべりをしている
- 店員と仲がいい
- 待ち合わせをしている
- 勉強(仕事)をしている
- 読書をしている
1.ずっとおしゃべりをしている
飲食店で長居する客の特徴はずっとおしゃべりをしていることです。おしゃべりに夢中になっているので長居しますね。
おしゃべりに夢中になっていて数時間長居するなんてことはよくありますよね。
2.店員と仲がいい
飲食店で長居する客の特徴は店員と仲がいいことです。店員と仲がいいので店員とずっと話しているからです。
いわゆる常連のお客さんですね。
3.待ち合わせをしている
飲食店で長居する客とは待ち合わせをしている人です。待ち合わせをしているので長居することがありますね。
こんな感じで待ち合わせをしている人は長居しますね。
4.勉強(仕事)をしている
飲食店で長居する人の特徴は勉強や仕事をしていることです。飲食店が勉強(仕事)場になっているので長居しますね。
今はパソコンひとつで仕事をしている方もいるので長居してしまいますね。
5.読書をしている
飲食店で長居する人の特徴は読書をしていることです。読書にふけっているので長居していますね。
静かなカフェなどは読書をするのにいい環境ですからね。ついつい長居してしまいますね。
飲食店で長居する客への対策8選
飲食店で長居する客への対策8選は下記です。
- イスを変える
- 小さくて低いテーブルを置く
- BGMを少し大きくする
- 閉店時間になれば店内の電気を消す
- お店のルールを貼り出す
- コンセントを付けない
- Wi-Fiを付けない
- お代わりを設定する
1.イスを変える
飲食店で長居する客の対策はイスを変えることです。ずっと座っていて疲れるイスなら長居することができないですからね。
たとえば、座面がかたい木のイスや背もたれがないイスに変更すれば、長居することを防げますよ。柔らかいイスや背もたれがあるイスはずっと座っていても疲れませんからね。
長居されるのが困るなら店内の設備を変えてみてはどうでしょうか?
2.小さくて低いテーブルを置く
飲食店で長居する客の対策は小さくて低いテーブルを置くことです。小さく低いテーブルは勉強や仕事がしにくいからです。
小さいテーブルだと本やノートを広げにくいですよね。テーブルが低いと勉強や仕事がやりにくいので長居する客の対策になりますよ。
3.BGMを少し大きくする
飲食店で長居する人の対策はBGMを少し大きくすることです。
BGMを少し大きくすると、長く滞在したという感覚を覚えやすいので、長居する客が減りますよ。実際に店内に滞在した時間は1時間なのに、1時間30分や2時間くらい滞在した感覚になるということです。
また、テンポの速い曲をBGMにすると、同じ効果が得られやすいです。BGMの音量を少し大きくするくらいなら設備投資が必要ないので、すぐにできますね。
4.閉店時間になれば店内の電気を消す
飲食店で長居する客の対策は閉店時間になれば店内の電気を消すことです。さすがに電気を消すと長居している客も帰りますよね。
ラストオーダーぎりぎりにお店に入ってきて、閉店時間を過ぎていても、帰らないお客さんに効果ありますよ。こんなお客さんは閉店時間を理解しているけど気にしないです。
閉店時間になれば声かけして、帰らないようであれば電気を消して帰ってもらうように促しましょう。
5.お店のルールを貼り出す
飲食店で長居する客の対策はお店のルールを貼り出すことです。コーヒー1杯で長居されるとやっかいですよね。
たとえば1時間に1回は注文してもらうとか2時間で退店してもらうとか。長居するのを防ぐお店のルールを貼り出しましょう。
6.コンセントを付けない
飲食店で長居する客の対策はコンセントを付けないことです。長居する客はパソコンやスマホでコンセントを使いますからね。
店内にコンセントを付けるならカウンターの席がいいでしょうね。カウンターに背もたれがないイスを置けば疲れやすいので、長居することを防げますよ。
7.Wi-Fiを付けない
飲食店で長居する客の対策は店内にWi-Fiを付けないことです。勉強や仕事で長居する客はパソコンやスマホを使うので、Wi-Fiがあるお店を探していますからね。
ただ、大手チェーンのお店はWi-Fiをつけているところが多いですよね。Wi-Fiをつけるのに費用がかかるので、Wi-Fiをつけないことは長居する客の対策としてはありですよ。
8.お代わりを設定する
飲食店で長居する客の対策はお代わりを設定することです。長居するなら売上に貢献してもらいたいですよね。
お代わりの値段を設定をして「コーヒーのお代わりいかがですか?」と長居する客へ声かけをしてみましょう。
スタッフが接客するときにお代わりがあることで声かけをしやすくなります。長居している客は長居しているのが申し訳ないと感じている方もいるので、売上アップが狙えますよ。
長居する客へ退店をお願いする方法
「満席で機会損失が出てるし、あの長居している客帰ってくれないかな」「声かけして逆ギレされたらイヤだな」と感じる方もいるのではないでしょうか?
店内が満席で長居している客へ退店をお願いするときは伝え方が大切です。変に伝えてしまうと、お客さんの気持ちを害するかもしれません。
ここでは、ぼくが実践してきた伝え方をご紹介します。
- 小声で伝える
- 依頼系で伝える
- 理由をいっしょに伝える
小声で伝える
退店をお願いするときは小声で伝えましょう。周りの人に聞かれると、言われた当人が気分を害しますからね。
退店をお願いしたことで恥をかかせてしまったり、その後の居心地が悪くなってしまわないようにお客さんへの配慮が大切ですよ。
依頼系で伝える
退店をお願いするときは依頼系で伝えましょう。「退店してください」と直接的に伝えると、言われた人は気分を害しますよ。
「退店していただけないでしょうか」と依頼系で柔らかく伝えることで退店してもらいやすいですよ。
直接的に言われると、お客さんにとって気分があまり良くないうえに、脳科学的にも効果的ではないと言われています。
「退店してください」ではなく「退店していただけないでしょうか」という風にお願いする言い方をしましょう。
理由をいっしょに伝える
退店をお願いするときは理由もいっしょに伝えましょう。「退店していただけないでしょうか」とだけ伝えるだけではお客さんが納得してくれないこともあるからです。
お客さんが納得できる理由もいっしょに伝えることで退店してもらいやすくなりますよ。
たとえば「満席なので食事を終えられた方は席ゆずっていただけますか」などと伝えましょう。理由をいっしょに伝えると、お客さんに聞き入れてもらいやすくなります。
退店をお願いすときはかなり神経を使いますよね。もしかしたらお客さんを怒らせてしまうかもですからね。アルバイトにさせるならしっかり指導をしておくことが大切ですね。
アルバイトの指導について、飲食店アルバイトに対する接客の指導法【4つの手順で解説します】でくわしく解説しています。気になる方は、ぜひご覧ください。
飲食店で長居しても大丈夫なケース
ここまで長居させたくないことについて解説してきましたが、長居したいこともありますよね。ここでは、飲食店で長居しても大丈夫なケースについて解説します。
- お店が空いている
- 空いている席に荷物を置かない
- 混んできたら退店する
お店が空いている
お店が空いているなら長居してもOKです。お店もガラガラよりは、すでに食事が済んでいるお客さんであってもがいてくれた方がお店の賑わい感が出るのでありがたいですからね。
多くの大手カフェチェーンは席が空いているなら何時間でも長居してもOKというのが、基本スタンスのようですよ。
空いている席に荷物を置かない
長居するなら空いている席に荷物を置くのはやめましょう。空いている席は違うお客さんが利用するからです。
空いてるんだから良いかという軽い気持ちで、隣の空いている席に荷物を置くことがありますよね。たとえ空いていてもNGです。
とはいっても荷物をたくさん持っているときもあるので、そのときは店員さんに荷物を置く場所を相談するのが良いですよ。
何でも勝手に判断せずちゃんとお店に聞いて許可を得ることがポイントですよ。
混んできたら退店する
混んできたら退店しましょう。食事で終わっているのに長居しているとお店は困りますからね。
混雑の基準ですが「2席~3席くらいは空いてるからまだ良いか」のようなギリギリにしないことがポイントです。
後からくるお客さんが3~4人の複数人かもしれないですし、ある程度は席を選ぶ選択肢があった方が良いからですよね。
全体の8~9割が埋まってきたら、あまり長居せず退店するようにしましょう。
まとめ: 飲食店で長居する客には気分を害さないように対応しよう
今回は飲食店で長居する客について解説しました。
長居する客には気分を害さないように対応しましょう。対応策は下記です。
- イスを変える
- 小さい低いテーブルにする
- BGMを少し大きくする
- 閉店時間になれば店内の電気を消す
- お店のルールを貼り出す
- コンセントを付けない
- Wi-Fiを付けない
- お代わりを設定する
お客さんの気分を害すると、もう来てくれないかもですよね。
気分を害さないように対策をしましょう。
今回は以上です。