閉店させない解決策を知りたいな

こんなお悩みにお答えします。
この記事の内容
- 飲食店が閉店する前兆9選
- 飲食店を閉店させない解決策
この記事の信頼性
この記事を書いているぼくは飲食店の経験が15年あります。
ぼくが勤めていた飲食店が閉店した経験がありますので、これまでのぼくの経験を交えて解説します。
この記事では飲食店が閉店する前兆9選について解説します。
閉店させない解決策も解説します。
あなたのお店は閉店せずに済みますね。
この記事はサクッと4分で読むことができます。
飲食店が閉店する前兆9選
飲食店が閉店する前兆9選は下記です。
飲食店が閉店する前兆9選
- 提供に時間がかかる
- 掃除ができていない
- 割引をよくする
- トラブルが増える
- 家賃・給料の支払いが遅れる
- 店員に元気がない
- 社員数が減る
- 人の出入りが激しい
- SNS・HPが更新されていない
ひとつずつ解説しますね。
1.提供に時間がかかる
飲食店が閉店する前兆は以前より料理の提供に時間がかかることです。
提供する時間がかかるとお客さんが離れる原因のひとつになりますからね。
たとえば手軽さが売りのカフェや居酒屋では10分から15分を超えると店員にオーダーが通っているかどうか確認をしたくなりますよね。
料理の提供に時間がかかるとお客さんが離れる原因になりますね。
2.掃除ができていない
飲食店が閉店する前兆は以前より掃除ができていないことです。
お客さんは気持ちのいいお店に行きたいので掃除ができていないとお客さんは離れて行きますからね。
掃除ができていないのはスタッフの教育不足や管理が行き届いていないということの表れですね。
3.割引をよくする
飲食店が閉店する前兆は割引をよくすることです。
割引をし続けないといけない経営状態だからです。
経営がいよいよ危なくなってきたときに集客を焦り急に割引を乱発して一気に売上を回復させようとするのは危ないですよ。
クーポンや割り引きはその分売上が減るわけですからかんたんには経営は安定しないと考えたほうが無難ですよ。
4.トラブルが増える
飲食店が閉店する前兆は以前よりトラブルが増えることです。
経営が上手くいっていないのでちょっとしたことでイライラするからです。
たとえば店先で別のお店がビラ配りをしているのでお客さんが入ってこないからやめさせてほしいだとか、1階のお客さんが階段付近でたばこをよく吸うので2階にある自分の店にお客さんが入りづらくて困っているとか。
小さなことでトラブルになることはありませんか?
もし思い当たるならすぐにやめましょう。
5.家賃・給料の支払いが遅れる
飲食店が閉店する前兆は家賃や給料の支払いが遅れることです。
売上が立たないので支払いに遅れが出ているからです。
たとえば家賃の支払日が毎月25日だとして家賃が1日遅れて26日になる月があったり28日になる月があったりします。
ますますエスカレートして30日や31日といった月末になる日が出てくるということです。
飲食店は月末にかけて食材やお酒の支払いが家賃と同じようにあります。
飲食店の場合食材やお酒の支払いができないと取引ができなくなって営業を続けられなくなるので給料や家賃の支払いは後回しになるのです。
6.店員に元気がない
飲食店が閉店する前兆は以前より店員に元気がないことです。
お店は不思議なもので元気なスタッフ・明るいスタッフがいると自然に売上があがりますからね。
やる気がなくお客さんにあいさつもしないお店はどんどん売上が下がって回復不可能な段階にまでなることもありますよ。
結果、閉店してしまうという状況になりますね。
7.社員数が減る
飲食店が閉店する前兆は社員数が減ることです。
経営が厳しくなって社員を以前より雇う費用がないからです。
会社を続けていくためにスタッフの給料は後回しにしても構わないという経営者は意外と多いです。
そうすると辞めていく人が多くなりますね。
8.人の出入りが激しい
飲食店が閉店する前兆は人の出入りが激しいことです。
お店や会社に問題がありすぐにやめてしまいます。
そうするとお客さんの対応が上手く行かなくなります。
しっかり対応してくれないお店にはお客さんは足が遠のきますね。
9.SNS・HPが更新されていない
飲食店が閉店する前兆はSNSやHPが更新されていないことです。
SNSやHPの更新は時間と手間がかかるので経営が傾いてくるとそこまで手が回らなくなりますからね。
集客ツールのひとつとして今やSNSやHPは欠かせないアイテムです。
SNSやHPは看板メニューやパーティーメニュー外観や内観アクセス方法などを伝えるには有効な手段ですよね。
でもSNSやHPの更新はまめに行わないと効果が少なくなってしまいます。
以前はこまめに更新されていたのに急に更新が減ったという場合は注意が必要です。
お客さんは情報をフォローする気がなくなりお店から足が遠のいていくかもしれませんよ。
ぼくが勤めていたお店は倒産しました
ぼくが勤めていた飲食店は倒産したことがあります。
倒産する前から危ない危ないと社内では言われていました。
でもぼくたち社員は流石に潰れはしないと鷹をくくっていました。
でもある日普段ないことがありました。
それは当日の売上を幹部が回収にくるというものでした。
なんか変だなと思いましたが、まだぼくは気づいていませんでした。
ですが翌日お店に向かうと「債権者のみなさまへ」という張り紙がシャッターに貼られていました。
そのときやっと倒産したと気づきました。
今考えると閉店する前兆はありました。
ぼくが経験した閉店する前兆
- 家賃の支払いが遅れる
- 社員数が減る
- 人の出入りが激しい
ここからは閉店させないためにできることを解説しますね。
飲食店を閉店させない解決策
飲食店を閉店させない解決策は下記です。
飲食店を閉店させない解決策
- 接客向上
- 経費管理
- 売上を伸ばす
ひとつずつ見ていきましょう。
接客向上
飲食店を閉店させないためにすることは接客を向上させることです。
お客さんはあなたのお店に気持ちのいい接客を求めて来店するからです。
接客を向上させるためにはアルバイトの指導が必須です。
接客の指導手順は下記です。
接客の指導手順
- 接客の心構え
- マニュアルに沿って指導
- 店長が一番接客ができる人になる
- 先輩アルバイトに任せる
1.接客の心構え
まずは接客の心構えから教えましょう。
接客は大切だとアルバイトに伝えられるのはあなたしかいません。
だってあなたはマジで伝えますよね。
熱がないとアルバイトには伝わりませんからね。
あなたが接客は大切だと伝えないとアルバイトも接客が大切なんて思わないです。
お客さんが満足できる接客なんてできないですよ。
2.マニュアルに沿って指導
心構えを教えたらマニュアルに沿って指導しましょう。
え〜、いきなりマニュアルなの?って思うかもです。
マニュアルを使う理由は下記です。
マニュアルを使う利点
- 接客のバラつきをなくす
- 接客の質の維持
- 指導時間の短縮
マニュアルを使う利点は接客のバラツキをなくすことです。
マニュアルがないと教える人やアルバイト個人によって差が出ますからね。
たとえばマニュアルがなく接客をします。
お客さんは前回の人の接客はよかったけど今回の人はいまいちだったなと思うかもです。
マニュアルがあると誰が接客しても同じような接客なのでお客さんは安心して来店できますね。
マニュアルを使う利点2つ目は接客の質が維持できることです。
マニュアルを使えば接客について同じ考え方が共有できますからね。
マニュアルを使って指導すると、全員が一定の基準で接客できるのでお客さんも安心して来店できます。
マニュアルを使う利点3つ目は指導時間を短縮できることです。
マニュアルに沿って指導すればまちがうことなく接客ができるようになりますからね。
たとえばマニュアルを使わなければ2、3ヶ月かかるところをマニュアルを使えば1ヶ月で指導ができます。
マニュアルを使えば指導時間を短縮できますよ。
3.店長が一番接客ができる人になる
あなたが一番接客ができる人になりましょう。
教える側が接客ができなかったらアルバイトは気持ちの良い接客をしようなんて思わないからです。
お客さんも店長は接客ができて当たり前と思いますよね。
とはいえ何を持って接客ができているのかと思うかもです。
それならお客さんにアンケートを取りましょう。
アンケートに接客した名前を書いてもらって評価してもらえばその評価を持って接客ができることになりますからね。
4.先輩アルバイトに任せる
ある程度指導したら新人アルバイトの指導を先輩アルバイトに任せましょう。
あなたは他にもたくさん仕事がありますからね。
先輩アルバイトに任せることで新人は仕事がやりやすくなりますよ。
新人アルバイトにとったら話せる人が増えるのでお店になじむのが早くなります。
自分の居場所ができればやめようなんて思わなくなりますからね。
アルバイトの接客の指導については下記の記事でくわしく解説していますので参考にどうぞ。
≫ 飲食店アルバイトに対する接客の指導法【4つの手順で解説します】
経費管理
飲食店を閉店させないためにすることは経費管理です。
要するに赤字にしないということです。
赤字にしないためにする経費管理は下記です。
飲食店を閉店させない経費管理
- 原価管理
- 人件費管理
飲食店にとって原価と人件費の管理はとても大切です。
原価と人件費を合わせると売上に対して60%になるからです。
原価管理
原価管理の方法は下記です。
原価の管理方法
- 在庫
- 歩留まり
- ロス
- 検量
- 棚卸し
原価の管理方法はこれらの5点を適切に行っていくことです。
原価の管理方法を解説すると長くなるのでこの記事では省きますね。
原価の管理方法については下記の記事でくわしく解説していますので気になる方はどうぞ。
≫ 飲食店での原価の計算方法と改善策5選【飲食経験15年の僕が解説】
人件費管理
人件費には社員人件費とアルバイト人件費があります。
社員人件費は毎月固定なので管理のしようがありません。
管理するのはアルバイト人件費です。
アルバイト人件費を管理する方法は下記です。
アルバイト人件費の管理方法
- シフトの見直し
- アルバイトとのコミュニケーション
アルバイト人件費の管理方法は今のムダな部分を取り除いて効率的なシフトにすることです。
効率的なシフトにするにはアルバイトの協力は欠かせませんよ。
アルバイト人件費の管理方法については下記の記事でくわしく解説していますので参考にどうぞ。
≫【困っている店長は必見!】飲食店の人件費率|2つの改善策を解説
売上を伸ばす
飲食店を閉店させないためにできることは売上を伸ばすことです。
それができたら苦労しないよと思うかもです。
ぼくは宅配寿司で新規客の伸び率が日本一になったことがあります。
その経験から売上を伸ばす方法をお伝えしますね。
売上を伸ばす方法
- 客数を増やす
- 客単価を上げる
もしかしたら何か魔法のようなものを期待されたかもですが、残念ですが売上を伸ばすのに魔法はありません。
売上を伸ばすには「客数を増やす」か「客単価を上げる」しかありません。
客数を増やす
お客さんは新規客とリピート客に分かれます。
新規客を増やすにはあなたのお店を知ってもらうことです。
リピート客を増やすには接客をよくしてアンケートを取ることです。
客数を増やす方法は下記の記事でくわしく解説していますので気になる方はどうぞ。
≫ 飲食店の売上アップたった2つの方法を元飲食店の店長が解説します
あなたのお店に合うやり方がありますのでぜひやってみてください。
客単価を上げる
売上を伸ばす方法は客単価を上げることです。
客単価を上げる方法はメニューを変更することとサイドメニューを売ることです。

客単価を上げる方法は下記の記事でくわしく解説していますので気になる方はどうぞ。
≫ 飲食店の売上アップたった2つの方法を元飲食店の店長が解説します
まとめ:飲食店が閉店する前兆に気づいて行動しましょう
今回は飲食店の閉店の前兆について解説しました。
飲食店が閉店する前兆は下記です。
飲食店が閉店する前兆9選
- 提供に時間がかかる
- 掃除ができていない
- 割引をよくする
- トラブルが増える
- 家賃・給料の支払いが遅れる
- 店員に元気がない
- 社員数が減る
- 人の出入りが激しい
- SNS・HPが更新されていない
誰だって自分のお店が閉店するなんてイヤですよね。
閉店する前に前兆のサインに気づいて行動していきましょう。
今回は以上です。