アルバイトの面接こないかな
アルバイトって大事なのかな
いい人材を見分ける方法ってあるのかな
こんなお悩みにお答えします。
本記事の内容
- 飲食店の学生(高校生・大学生)アルバイトを採用する面接の質問9選
- 飲食店では学生の採用は超重要
- 面接でいい人材を見分ける方法
本記事の信頼性
この記事を書いている僕は飲食店の店長を
15年間つとめてきました。
これまでの経験から
面接で使えるノウハウをご紹介します。
この記事では飲食店の学生(高校生・大学生)
アルバイトを採用するための
面接での質問例
学生採用の重要性
いい人材の見分け方について
ご紹介します。
この記事を読み終えると
学生を採用する重要性と
いい人材の見分け方が理解できます。
いい人材が採用できたら
あなたを助けてくれますよ。
学生(高校生・大学生)アルバイトを採用する面接の質問9選
面接での質問 9選
- 面接前に感謝と自己紹介
- 志望動機
- アルバイト経験の有無
- 希望職種
- 希望シフト
- 希望給与
- クラブ活動との両立
- 繁忙期の勤務状況
- お店の説明
ひとつずつ解説しますね。
1. 面接前に感謝と自己紹介
面接を始める前に来てくれたことに感謝して
あなたから自己紹介しましょう。
知らないオジサンに自分のことを積極的に話す子は
あまりいませんからね。
こちらから話しかけると面接はスムーズにいきますよ。
第一印象は大切ですからね。
僕が面接していたときは相手の目をみて
「来てくれてありがとう」
「店長の〇〇といいます、今日はよろしくね」
と言ってました。
もちろん事務所はきれいにしてくださいね。
せっかく感謝を伝えても
事務所が汚かったら台無しですよ。
ポイント
- 服装
- 髪型
- メイク
お客様が不快に感じるものはダメなので
これらも確認しましょう。
僕が面接していたときは
金髪、ネイルは禁止でした。
金髪の子には直してもらうように
お願いしてました。
直さなかったら不採用です。
ネイルをしている子も
仕事を始める前に取ってもらってました。
飲食店では身だしなみは大切ですから
身だしなみができる子を採用しましょう。
2. 志望動機
なぜあなたのお店を選んでくれたのか
聞きましょう。
「近いから」
「お金がほしいから」
こんな答えかもしれませんが
それではその子のことはわかりません。
僕は面接に来てくれた子がどんな子か
理解するため
「はい」「いいえ」では答えられない
「うちの店のイメージはどんな感じ?」
「給料でたら、何買う?」
こんな質問をしてました。
個人的なことでかまいません。
その子のことがわかる質問をしましょう。
とはいえどんな質問でもいいわけではありません。
「彼氏彼女いるの?」
こんな質問はもちろんNGです。
ちゃんと配慮をして質問しましょうね。
3. アルバイト経験の有無
アルバイトの経験があるかどうか確認しましょう。
飲食の経験があれば即戦力かもしれません。
アルバイトの経験がなかったら
どうしてアルバイトしたいのか聞きましょう。
僕が面接していたときは
「なんでアルバイトしたいの?」
「なんで高1からアルバイトしたいの?
高校入ったばっかりやのに遊びたくないの?」
って聞いてました。
そしたら
「母子家庭で高校に入ったら
遊ぶお金くらいは自分で稼ぎたい」
こんな理由もありました。
初バイトがあなたのお店なんて光栄ですね。
アルバイトをする理由がしっかりしたものなら
採用する価値ありですね。
4. 希望職種
希望職種を聞いてみましょう。
選んだ理由も確認しましょう。
僕: 「なんでキッチンなの?」
相手:「あまり人と接するの苦手なので」
僕: 「なんでホールなの?」
相手:「人と接するの、好きなんです。
動くのも好きんなです」
僕: 「なんでデリバリーなの?」
相手:「バイク好きなんです」
こんな理由かもしれません。
とりあえず希望している職種を
させてみましょう。
ただ、デリバリーをさせるなら
- 免許取ってからどれくらい経つのか
- 今まで事故をしたことがあるのか
これらは確認しましょう。
1回事故を起こした人は
再び事故を起こす確率が高いです。
デリバリーの採用は慎重にしましょう。
5. 希望シフト
平日なら何曜日の何時から入れるのか
土日は朝からなのか夕方のみなのか
など
ここは超具体的に聞きましょう。
シフトはお金に直結しますから。
希望シフトが平日は月、水、金だとしたら
火、木は他の子に入ってもらわなければいけません。
アルバイト都合でシフトを組もうとすると
足りない時間帯が出ます。
なので面接の時点で
平日は週3回が希望と確認した上で
今週は月、水、金
来週は火、水、金
みたいなこともあるよと説明しておきましょう。
ポイントはシフトに入れない曜日を
なくすことです。
こうするとシフトは組みやすくなります。
学生が気になるところといえば
テスト期間は休めるのかということです。
僕が面接していたときは
「休んでいいよ」と
言っていました。
テストを犠牲にしてまで働こうとする子は
あまりいませんからね。
高校生がテストのときは大学生で
大学生がテストのときは高校生で
営業すれば大丈夫ですよ。
6. 希望給与
毎月いくら欲しいのか確認しましょう。
アルバイトの目的はお金がメインです。
アルバイトにとってめちゃくちゃ大切なことですので
しっかり確認しましょう。
僕が面接していた時は
はっきり
「稼げる」「稼げない」
は答えてました。
月5万円希望していたとしたら
平日は3回各5時間、土日は各8時間働いたら
月5万いくよ
それだけ働ける?
って確認してました。
希望給与が稼げる、稼げないを
あいまいにしたまま
採用して働きはじめて稼げないとわかれば
すぐにやめますよ。
飲食店は月によって売上が変わるので
それに応じて毎月の給与は変わるけど
平均したら希望給与はいくよと
説明を加えてくださいね。
7. クラブ活動との両立
クラブ活動をしているのか聞いてみましょう。
クラブ活動をがんばっていたら
アルバイトをする時間があまりないからです。
僕が面接していたときは
「クラブあるのにバイトする時間あるの?」
「めっちゃ大変やと思うけど大丈夫?」
「なんでそこまでしてバイトしたいの?」
こんな感じで具体的に聞いてました。
具体的に聞いていくと
本当にバイトしようと考えているかわかります。
具体的に質問したら
学校行ってクラブしてバイトするのが
簡単だと考えている子は
辞退します。
面接に来たのに
やめるように仕向けるなんてと思うかもです。
でもこんな子は採用しても続きません。
長く働いてもらうためには
本人にある程度の覚悟が
必要です。
8. 繁忙期の勤務状況
忙しい繁忙期に出勤できるか確認しましょう。
飲食店では年末年始、GW、お盆は稼ぎどきです。
アルバイトをお願いするのだから
ここはシフトに入ってもらわないと困ります。
僕が面接していたときは
学生なら繁忙期の出勤は絶対でした。
面接で繁忙期入れない子は
その場でお断りでした。
だって今いるアルバイトはみんな入るのに
1人だけ入らなくていいなんかありえないでしょ。
アルバイトにとっては繁忙期に入るのは
忙しいからイヤ
遊びに行けない
旅行に行けない
などデメリットかもしれません。
「みんなで働くとイベントみたいで楽しいし」
「忙しいときをがんばると成長できるよ」
とデメリットばかりではないことを
伝えて理解してもらいましょう。
9. お店の説明
ひと通り質問を終えたら
お店について説明しましょう。
- 具体的な仕事内容
- ハウスルール(お店の決まりごと)
- シフト提出の期限
- 時給アップの仕組み
など
大切なことですから
しっかり伝えましょうね。
特に仕事内容はこまかく伝えてください。
仕事を始めてから
「えっ、説明と違う」
なんてことはないようにしましょう。
ギャップがあればすぐにやめますよ。
以上が面接での質問例でした。
ここからはなぜ学生が大切なのか解説しますね。
飲食店では学生の採用は超重要
学生アルバイトが重要な理由は下記のとおりです。
- 飲食店の主力は学生アルバイト
- 学生アルバイトは頼りになる
- 学生アルバイトは長い期間働いてくれる
ひとつずつ解説しますね。
飲食店の主力は学生アルバイト
飲食店では学生アルバイトは大切です。
飲食店はアルバイトがメインで営業しているからです。
例えば
僕が店長をしていたときは社員が1か2名で
アルバイトが10数名でした。
平日ランチはパートさんがいますが、
ディナーや週末は学生がメインです。
だからお店の営業力も学生アルバイトにかかっています。
飲食店では仕事ができる学生アルバイトは必須ですよ。
学生アルバイトは頼りになる
学生アルバイトは頼りになります。
学生アルバイトはあなたを助けてくれますよ。
僕が店長になって初めて迎えた繁忙期。
僕は繁忙期の経験がなかったので
当日何名のアルバイトが必要で
どういった流れで一日営業すればいいか
具体的にはわかりませんでした。
初めての繁忙期で僕はアップアップでした。
そのときに学生アルバイトがアドバイスをくれました。
僕にかわって他のアルバイトに指示をしてくれました。
ほかにもあります。
異動したときも助けてくれました。
いろいろとお店のことを教えてくれたのは
学生アルバイトでした。
僕が休みのときに任せられるのは
学生アルバイトでした。
だからといってパートの主婦さんが
頼りにならないわけではありません。
平日のランチは主婦さんがメインだったので
もちろん頼りになりました。
注意
とはいえ中にはやっかいな子もいました
彼氏彼女を探すのが目当ての子もいます。
僕の経験では
大半の学生アルバイトは
頼りになる子が多かったです。
学生アルバイトは長い期間働いてくる
学生アルバイトは長い期間働いてくれます。
気に入ってくれたら
やめるタイミングは学校の卒業ですから
高1で入ったら高校卒業まで
下手したら大学卒業まで
働いてくれます。
僕が長く働いてもらうために気にかけていたこと
- アルバイトが話しかけやすい雰囲気・態度で仕事をする
- 毎出勤毎にコミュニケーションをとる
- 感謝を伝える
長い期間働いてくれる子は
めちゃくちゃありがたいですよね。
新人に指導してくれるし
中心になってがんばってくれます。
もちろん全員が長く働くわけではありません。
いきなり連絡が取れない
いわゆるブッチもありました。
お店を気に入ってくれた子は
長続きします。
コミュニケーションを取りましょうね。
面接でいい人材を見分ける方法
面接にきた子がいい人材か見分ける方法は簡単です。
あなたのお店で今がんばっているアルバイトと
同じ人を採用することです。
これだけです。
僕の経験でがんばってくれるアルバイトは
こんな感じでした。
- 遅刻しない
- 率先して働く
- 店長へ提案する
- 土日は必ず出勤
僕は面接ではこれらの点により多く
当てはまる子を採用していました。
そうすると全員が
がんばってくれる子ばかりになりました。
そうすると土日でも休めるようになりました。
とはいえ
放っておくと暴走することもありますので
ちゃんとみておくことは必要ですよ。
アルバイトのいいところは
気に入ってくれると
友達を紹介してくれます。
採用費をかけずに採用できるなんて
ありがたいですね。
まとめ
- 学生アルバイトを採用する面接の質問 9例
- 飲食店では学生の採用は超重要
- 面接でいい人材を見分ける方法
以上を解説しました。
質問例はたくさんありましたが、
ぜひやってみてください。
採用自体にお金がかかりますので
面接は採用不採用が判断できるまで確認しましょう。