接客ってどうやって教えるのかな
接客のポイントって何かな
こんなお悩みにお答えします。
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この記事を書いている僕は飲食店の店長を15年間つとめてきました。
これまでの僕の経験から接客の指導法についてご紹介します。
この記事では飲食店のアルバイトに対する接客の指導法を4つの手順でご紹介します。
この記事を読み終えると
アルバイトに対する接客を指導する手順が理解できます。
アルバイトの接客レベルが上がるとクレームが減ったりお客さんの来店回数が増えたりしますよ。
飲食店アルバイトに対する接客の指導法4つの手順で解説
手順⑴:接客の心構えを指導しよう
手順⑵:接客マニュアルに沿って指導しよう
手順⑶:店長が一番接客ができる人になろう
手順⑷:アルバイトに任せてみる
ひとつずつ解説しますね。
手順⑴:接客の心構えを指導しよう
飲食店アルバイトに接客の心構えを指導しましょう。
飲食店では接客はめちゃくちゃ大切だからです。
お客さんはおいしい料理よりも満足できる接客を求めて飲食店に来ます。
秋葉原の飲食店、接客悪いところは早いうちに消えていくという自然な流れに
— ミナヅキトウヤ (@yuzu_touya) July 29, 2020
個人的に飲食店は味1 : 接客9 なんだよ
どんなに美味くても接客悪い店は二度と行かないけど、味はまぁまぁでも気持ちのいい接客の店にはまた行く味も接客も完璧な店に勝てるわけねーじゃん
— イトウ家長男の放蕩生活進行中 (@Enjoy_Logical) July 22, 2020
お客さんに満足してもらうために接客の心構えから指導しましょう。
接客の心構え
- 笑顔で明るく
- はっきりと気持ちの良い声
- ていねいな対応
ぼくが店長をしていたときは新人の初日にハウスルール(お店のルール)を使って接客の心構えを説明してました。
ぼく 「お金は誰からもらえるか知ってる?」
新人 「会社?」
ぼく 「違うよ、お客さんからもらってるんだよ」
新人 「そうなんだ」
ぼく 「だからお客さんには笑顔で明るくていねいに対応しないといけないよ」
新人 「わかりました!」
こんな感じで説明してました。
ハウスルールなど新人アルバイトの教育の手順についてもっと知りたい方は下記の記事をどうぞ
関連記事飲食店のアルバイトが辞めない! お店でできる教育方法はコレ
とはいえ説明くらいなら誰がやってもいいのではと思うかもです。
「接客は大切なんだよ」とアルバイトに伝えるのはあなたしかいません。
あなたはマジで伝えますよね。
その熱がないと新人アルバイトには伝わりませんからね。
最初をおろそかにすると、アルバイトも接客が大切なんて思わないのでお客さんが満足できる接客はできないですよ。
気持ちよく買っていただくために大事なこと、「また会いたい」と思われる販売員がやっている“いつも”の習慣。
著者の柴田さんが販売員をしていたときに行っていた習慣が書かれています。
接客の指導に悩んでいる方の参考になる一冊です。
手順⑵:接客マニュアルに沿って指導しよう
あなたのお店で使っているマニュアルに沿ってアルバイトの接客の指導をしましょう。
マニュアルを使う理由
- 接客のバラツキをなくす
- 接客の質の維持
- 指導時間を短縮できる
接客のバラツキをなくす
マニュアルがないとバラツキが出ます。
教える人やアルバイト個人によって差が出ます。
マニュアルがなく接客をすると、お客さんも前回の接客はよかったけど今回はいまいちだったなと思うかもです。
誰が接客しても同じような接客だったらお客さんも安心して来店できますね。
マニュアルを使ってバラツキをなくしましょう。
接客の質の維持
マニュアルがないと接客の質が維持できません。
マニュアルを使えば、同じ考え方が理解できますからね。
マニュアルを使って指導すると、全員が一定の基準で接客できるのでお客さんも安心して来店できます。
指導時間を短縮できる
マニュアルを使って指導すると指導時間を短縮できます。
マニュアルに沿って指導すればまちがうことなく接客ができるようになります。
例えばマニュアルを使えば1ヶ月で指導ができる。
マニュアルがなく指導を受けると、いろんな人からいろんなことを聞くのでわけわからなくなります。
そのため指導期間が伸びます。
アニュアルを使えば指導時間を短縮できますよ。
ぼくが店長をしていたときはまずマニュアルを覚えてもらうことから始めてました。
マニュアルを身に付けてもらうのが第1です。
新人が接客するときはぼくは後ろで確認します。
マニュアルに沿ってできたことはほめ、できなかったことはアドバイスしました。
その子の出勤状況にもよりますが1ヶ月くらいしたら1人で接客させてましたね。
とはいえマニュアルだけで接客すると機械的になったり臨機応変な対応ができないと思うかもです。
マニュアルを覚えてからバランスを考えて指導することももちろん大切です。
手順⑶:店長が一番接客ができる人になろう
あなたが一番接客ができる人になりましょう。
教える側が接客が下手だったらアルバイトは気持ちの良い接客をしようなんて思わないですよ。
ぼくが店長をしていたときは従業員全員の接客の点数を5点満点で集計したものを控え室に貼っていました。
来店してくれたお客さん全員にQRコードがついたアンケートをお渡してお客さんがつけた点数を集計したものです。
もちろんぼくは点数トップでしたよ。
点数を見せることでアルバイトのモチベアップに使ってました。
点数が悪い子を責めるなんてもちろんありません。
アンケートにはコメントを書くこともできたのでお客さんからコメントもありました。
いいものもあればクレームもあります。
クレームは放っておけないのですぐ対応してましたね。
手順⑷:アルバイトに任せてみる
ベテランアルバイトに新人アルバイトの指導をお願いしよう
1から10まであなた1人がやるのはなかなか大変ですからね。
ぼくが店長をしてしたときは仕事を始める前のハウスルールの説明などは自分でやってました。
少しだけ教えたら新人バイトにベテランバイトを紹介します。
その後はベテランバイトに任せてました。
もちろん放っておかず確認はしてましたよ。
ベテランバイトに任せることで新人は仕事がやりやすくなります。
新人バイトにとって話せる人が増えるのでお店になじむのが早くなります。
自分の居場所ができればやめようなんて思わなくなりますからね。
ベテランバイトに新人バイトを指導させることについてもっと知りたい方は下記の記事をどうぞ。
関連記事飲食店のベテランバイトの発言権が強い理由と接し方を解説します
まとめ
飲食店アルバイトに対する接客の指導法を4つの手順で解説しました。
- 接客の心構えを指導しよう
- マニュアルに沿って指導しよう
- 店長が一番接客ができる人になろう
- アルバイトに任せてみる
飲食店ではアルバイトの指導は本当に大切です。
でも全部あなた1人で教える余裕がないこともあるかと思います。
そんなときはベテランバイトにお願いして任せてみましょう。