飲食店の節水対策を知りたいな

この記事の内容
- 飲食店の一般的な水道光熱費
- 飲食店の水道代が高くなる理由
- 飲食店の節水対策5選
この記事の信頼性
ぼくのこれまでの経験を交えて解説します。
この記事では飲食店の水道代について解説します。
この記事を読むと飲食店の水道代が高くなる理由と節水対策が分かります。
節水できるとあなたのお店の利益が増えますね。
この記事は約2分で読むことができます。
それでは、さっそく本文へいきましょう。
飲食店の一般的な水道光熱費
飲食店の一般的な水道光熱費は下記です。
出典 飲食店.COMより
こちらは飲食店経営者・運営者275名に行ったアンケート結果です。
5%以下のお店が6割ほどですね。
たとえば月の売上が250万円の場合は下記のようになりますね。
項目 | 金額 | 比率 |
売上 | 2,500,000 | 100% |
原価 | 750,000 | 30% |
人件費 | 750,000 | 30% |
家賃 | 250,000 | 10% |
水道光熱費 | 125,000 | 5% |
販売促進費 | 250,000 | 10% |
その他経費 | 112,500 | 4.5% |
消耗品費 | 12,500 | 0.5% |
営業利益 | 250,000 | 10% |
飲食店の水道代が高くなる理由
水道代が高くなる理由は下記です。
- 水漏れ
- 使い過ぎ
- 値上げ
水漏れ
水の使い方が変わっていないのに大幅に水道料金が上がった場合は水漏れを疑いましょう。
水漏れのチェックの方法は水道メーターを見ます。
水道を全部しっかり止めてから、水道メーターの「パイロット」と呼ばれる小さな針が激しく回っていないか確認してください。
水道を止めているのにパイロットが激しく回り続けている場合は水漏れしていますよ。
よくあるのはトイレです。
水を流した後しばらくしても水が流れる音がしたら水漏れしています。
すぐに業者に連絡して修理を依頼しましょう。

使い過ぎ
お店の水道代が上がる基本的な理由として、水の使い過ぎがあります。
お店では調理や洗い物などで水を大量に使いますからね。
洗い物をするときに水を出しっぱなしにしていないか、水をためておいて使用できないかなど見直してみましょう。
たとえばうどんやパスタのゆで汁を洗剤代わりに使ったり、蛇口に節水コマを取り付けたりすれば節水になりますよ。
値上げ
水道代が値上げされ水道料金が高くなることがあります。
自治体によっては水道代の値上げが起きているケースも少なくないですからね。
水道には「法定耐用年数」が定められており、水道管の設置から40年が経過すると設備を更新する必要があります。
その時期になると水道代が値上げされることが多いですよ。
お店の水道代が高くなった場合には、料金明細を確認してみましょう。
「基本料金」や「従量料金」が上がっている場合には、水道代自体の値上げが行われています。
飲食店の節水対策5選
節水対策5選は下記です。
- つけ置き洗い
- 食洗機
- 節水コマ
- 毎回の請求金額を確認する
- 下水道代の減免を受ける
1.つけ置き洗い
節水対策の基本として、つけ置き洗いをしましょう。
洗い桶やシンクに40度以上のお湯をはり、洗剤と食器を入れてしばらく放置しておくだけでOKです。
お鍋やフライパンなどを洗うときには、うどんやパスタのゆで汁につけ置き洗いすることで洗剤代わりとなってきれいに汚れを落とすことができますよ。
ゆで汁は温かい方が効果が出やすいので、めんをゆでたあとはフタをして保温しておくと効果が高くなります。
2.食洗機
業務用の食洗機を導入することも節水対策になります。
業務用食洗機を使用すると作業雄効率が上がり、人件費を抑えることができます。
水量は手洗いの場合と比較すると1/7~1/9になるので節水効果ありですよ。
ただし新品の業務用食洗機を購入すると30万以上します。
中古であれば10万円で購入できる場合もありますよ。
3.節水コマ
手っ取り早く水量を削減したい場合は、「節水コマ」を活用するのもいいですよ。
節水コマは蛇口の内部についているコマを交換し、コマ中央の突起部で水をさえぎることで一度に流れ出る水量を減らすことのできる節水アイテムです。
また節水コマの種類には、節水できるうえに頑固な汚れもカンタンに落とすことのできる洗浄力の高い機能がついている節水コマもあります。
お店で導入するするなら高圧洗浄機能がついた節水コマを導入するといいですね。
4.毎回の請求額を確認する
お店の水道代を節約するためには、どのくらいの量を使っているのか把握することが大切です。
送られてくる請求明細を見てきちんと把握し、アルバイトにも共有しましょう。
あなた1人でするよりお店全体で節約の行動を取ることが大切ですよ。
「洗い場は水を出しっぱなしにしない」などの小さなことから全員で取り組んでいきましょう。
5.下水道代の減免
下水道代の減免を受けることも水道代を節約する方法の一つです。
減免対象となるには、細かな基準が設定されていますが、お店の業種によっては対象となるケースがあります。
たとえば東京では水道代の減額対象業種となっているのは以下の業種です。
- パン製造小売業
- 日本そば店
- 大衆食堂
- 中華そば店
- 大衆すし店
- 民生食堂
申請は地域の水道局で行うことができますよ。
節水を行うと直接利益につながります。
その他の経費削減にについてもっと知りたい方は下記の記事で解説していますので参考にどうぞ。
≫ 飲食店の経費にはどんなものがあるか?【飲食経験15年の僕が解説】
今回は以上です。