失敗しない飲食店の選び方を知りたいな
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- 飲食店に向いている人の特徴13選
- 飲食店の仕事内容
- 飲食店で働くメリットとデメリット
- 飲食店で役に立つ経験
- 失敗しない飲食店の選び方
この記事の信頼性
これまでのぼくの経験を交えて解説します。
この記事では飲食店に向いている人の特徴13選について解説します。
飲食店の仕事内容や選び方についても解説します。
あなたにぴったりの飲食店を見つけることができますよ。
この記事はサクッと4分で読むことができます。
飲食店に向いている人の特徴13選
飲食店に向いている人の特徴13選は下記です。
飲食店に向いている人の特徴13選
- コミュニケーションが得意な人
- お客さんのことを考えて行動できる人
- 体力がある人
- 食べるのが好きな人
- 将来独立を考えている人
- 忙しいのが好きな人
- メンタルが強い人
- 人を育てるのが好きな人
- 人のフォローができる人
- クリエイティブな人
- 数字に強い人
- 手抜きができる人
- エクセル・ワードができる人
ひとつずつ解説しますね。
1.コミュニケーションが得意な人
飲食店に向いている人の特徴はコミュニケーションが得意なことです。
コミュニケーションはお客さんと従業員との間にだけ発生するものではなく、従業員同士でも大切な意味がありますからね。
飲食店のコミュニケーション
- コミュニケーションはお客さんとの間でかわす
- コミュニケーションは従業員同士でもかわす
調理師は調理だけしてれば良いし、そもそもコミュニケーションは必要ないと考える人がいます。飲食店での大量の調理は1人でこなせるものではありませんし、キッチンスタッフ同士は協力して日々の仕事を行わなければなりませんよ。
ホールスタッフ同士の関係もお店の雰囲気に大きく影響します。
お客さんとのコミュニケーションはもちろん従業員同士の関係も良くできる人が飲食店には向いていますよ。
2.お客さんのことを考えて行動できる人
飲食店に向いている人の特徴はお客さんのことを考えて行動できることです。
飲食店に向いている人はお客さんにサービスをするのが好きな人や人に喜んでもらうのが好きな人です。
飲食店には接客などのマニュアルがありますがそのマニュアル通りのサービスに加えて自分で考えて行動できることが大切です。
たとえばお子さん連れのお客さんの食事をサポートすることがあったりだとかアレルギーのあるお客さんへは料理をくわしく説明しておすすめをしたりとお客さんによって対応を変えなければいけませんね。
どのお客さんへも来店していただいた感謝の気持ちを忘れず常に気を配りながらサービスができる人が飲食店には向いていますよ。
3.体力がある人
飲食店に向いている人の特徴は体力があることです。
飲食店は立ち仕事で店内を忙しく動き回る仕事ですからね。
お客さんから声をかけられれば急いで移動し一日に何度もキッチンとホールを行き来しなければなりません。お店によっては階段の登り降りなどもあります。
飲食店では労働時間が長くなることもあるので半日以上立ちっぱなしになることもあります。立ち仕事をしたことがないと1日働くと最初は足が痛いです。
4.食べるのが好き
飲食店に向いている人の特徴は食べることが好きなことです。
いろいろな食材や料理に興味を持つことができて家でも料理をすることが好きな人にとって飲食店はとても楽しい職場ですよ。
流行りの食べ物をいち早くためすことができたりキレイな盛り付けを家でも試すことができます。キッチンスタッフはプロの料理人なので料理についての勉強ができたりと食にまつわる良いことがたくさんあります。
飲食店は食べることや作ることが好きな人にとっては知識と経験を活かすことのできる最高の場ですよ。
5.将来独立を考えている人
飲食店に向いている人の特徴は将来独立を考えていることです。
飲食店は労働時間が長く給料も高いとはいえませんがその分技術と知識が身につきます。ツライ修行期間も将来のためだと思うことができる人は飲食店には向いていますよ。
最近は将来海外で働いてみたいと考えている人が増えています。日本で仕事を何年か続けたあとに海外のお店にチャレンジしたいと考えている人にとって飲食店はとても魅力的な職場ですよ。
6.忙しいのが好きな人
飲食店に向いている人の特徴は忙しいのが好きなことです。
飲食店はお客さんにゆっくりと食事を楽しんでもらう場所ですが従業員の仕事はたくさんあります。
キッチンスタッフはお客さんが店内にいるときはオーダーに、いない時間は仕込みに追われます。ホールスタッフはお客さんの対応・電話対応・清掃と1日中休める時間はありません。
特にピークや繁忙期の忙しさは目が回るほどです。
飲食店のピークタイム
- 11時〜13時
- 18時〜20時
ゆっくりと自分のペースで仕事をするよりも仕事中は忙しく働きたい人には飲食店はとても向いていますよ。
7.メンタルが強い人
飲食店に向いている人の特徴はメンタルが強いことです。
お客さんの中には従業員への態度が横暴であったりお店に非がないことを問題視して、ことを大きくして謝罪を求めてくるいわゆる悪質クレーマーが混じっています。
お店の料理や接客に問題があった場合の普通のクレーム対応だけでも精神的にとても疲れるのに、悪質クレーマーや横暴なお客さんに対応しているとメンタルがかなりやられますからね。
とはいえクレーマー対応で1日中ひきづっていては仕事なんてできませんし、お店の雰囲気にも影響します。
過ぎたことは切り替えてあとにひきづらないメンタルの強さも飲食店では大切ですよ。
8.人を育てるのが好きな人
飲食店に向いている人の特徴は人を育てるのが好きなことです。
部下を育てる力はチームで仕事をする飲食店にとっては大切ですからね。
社員やアルバイトがお店にとってもお客さんにとっても良い従業員になるかは全てお店の教育にかかっています。
人を育てるというのは部下のためだけではなく周りからのあなたへの信頼やあなたのスキル向上にもつながります。人を育てる力は飲食店にとって大切なスキルなので人を育てられるなら、あなたは重宝されますよ。
9.人のフォローができる人
飲食店に向いている人の特徴は人のフォローができることです。
飲食店はお店というチームで運営していますからね。
視野を広くもちいっしょに働いている従業員が今どこで何をしているか次にどう動くのかを先読みしてフォローができる人や仕事が追いつかないところにさっとフォローに入ることができる人は信頼を得やすいです。
たとえばレストランの店長候補の人は元々キッチンスタッフであってもホールスタッフでの仕事を任されることが多いです。それはお店全体を見渡して困ったことがあればいつでもその部署へフォローに入れるようにということですよ。
10.クリエイティブな人
飲食店に向いている人の特徴はクリエイティブなことです。
飲食店のやりがいにはいくつかありますが中でも格別なのがあなたが考えた料理をお店のメニューとして提供できるということです。
本や他のレストランなどで得たアイデアはもちろんあなたが考えた料理が何度も施策を重ねて形になっていくという経験は本当に格別です。
むずかしい業務になりますが先輩たちからアドバイスをもらいながら仕上げた料理がお客さんへ直接届けられ料理の感想を聞くことができたり反応をみる事ができるのは飲食店ならではですよ。
11.数字に強い人
飲食店に向いている人の特徴は数字に強いことです。
飲食店は原価に対して販売価格を設定したり売上に対しての適正な人件費を算出します。お店のデータを数字で表すことがとても多いです。適当に計算していては全く利益が上がらなかったり人件費や原価がかかり過ぎたりといったことになりかねませんよ。
数字の管理ができる人は店長やマネージャーになれますし、数字に強いならあなたは飲食店で重宝されますよ。
12.手抜きができる人
飲食店に向いている人の特徴は手抜きができることです。
飲食店では勤務時間が長いです。ずっと根をつめていたらあなたの体は持ちませんよ。
他の人に任せられる仕事は任せてみる。
作業量が多い飲食店においてあなたがつぶれてしまわないようにするために、手抜きができることは大切なスキルですよ。
13.エクセル・ワードができる人
飲食店に向いている人の特徴はエクセル・ワードができることです。
店長やマネージャー職を任されたりすると日報や報告書作ったりとパソコンを触る時間がとても長くなります。パソコンの操作が苦手だと日報を作ったりする業務を苦痛に感じてしまいますからね。
パソコンの操作が得意というだけで上司から信頼されたり管理職を任されるというケースもありますのでパソコンができることは1つのスキルになりますよ。
飲食店の仕事内容
飲食店の現場で働く人にはアルバイト・社員・店長がいます。
それぞれの立場での仕事内容を解説しますね。
アルバイトの仕事内容
アルバイトの仕事内容は下記です。
アルバイトの仕事内容
- お客さんを席へ案内する
- 注文を聞く
- 商品を運ぶ
- お会計をする
- お皿を下げる
- 食材の仕込み
- 調理
- 盛り付け
- そうじ
アルバイトといえどもたくさんの仕事がありますね。
アルバイトの仕事をするポイントは笑顔でテキパキ動くことです。
笑顔でテキパキ動くアルバイトをみているとお客さんは気持ちいいですからね。
社員の仕事内容
社員の仕事内容は下記です。
社員の仕事内容
- 接客、調理などの現場の仕事
- アルバイトの指導
- 原価や人件費の管理
社員になると自分で仕事をするだけではなく指導や管理の仕事が出てきます。
社員の仕事をするポイントはアルバイトの手本になることです。
たとえば社員が遅刻していたらアルバイトへ指導できませんよね。
アルバイトから信頼されるように社員はアルバイトの手本になりましょう。
店長の仕事内容
店長の仕事内容は下記です。
店長の仕事内容
- 食材管理
- 顧客管理(クレーム対応)
- 採用・教育
- 売上管理(販促)
- 利益を得る
店長はお店の長なのでお店全体を考え仕事をしていきます。
お店の先頭に立っていろいろやっていくのは大変かもですが、お店のみんなで目標を達成できたときの達成感はたまらないですよ。
飲食店の仕事内容については下記の記事でくわしく解説していますので参考にどうぞ。
≫ 飲食店の業務内容を3つの立場で解説します【アルバイト・社員・店長】
飲食店で働くメリット・デメリット
飲食店で働くメリット・デメリットにはいろんなものがあります。
まずデメリットからみていきましょう。
飲食店で働くデメリット
飲食店で働くデメリットは下記です。
飲食店で働くデメリット
- 長時間労働
- 休みが少ない
- クレームがつらい
長時間労働
飲食店の勤務時間は長いです。
アルバイトならシフトで時間が決まっていますが社員はそうはいきません。
休みが少ない
飲食店では休みは少ないです。
そもそも飲食店ではお店の休みがないところがあります。なので社員も休みは少ないですね。
出典 飲食店.COMより
月に6回が8割ですね。週に2回休みがあるなんてなかなかないですね。
クレームがつらい
飲食店はお客さん商売です。
中には理不尽なことを言ってくるお客さんもいますからね。やっぱりクレーム対応は何回やってもキツいものがありますよ。
飲食店のキツい仕事については下記の記事で解説していますので参考にどうぞ。
≫ 飲食店正社員のきつい仕事5選と理由を元店長が解説【きつい職場を避けられます】
飲食店で働くメリット
飲食店で働くメリットは下記です。
飲食店で働くメリット
- お客さんから直接「ありがとう」と言われる
- お店のみんなで目標を達成できたとき
- アルバイトが成長したとき
- いろんな層の人との出会い
もちろん飲食店にもいいところはありますよ。
お客さんから直接「ありがとう」と言われる
現場は大変なこともありますが、お客さんから「おいしかったよ、ごちそうさま、ありがとう」なんて言われることもあります。やっぱりそうしたお客さんの声は励みになりますね。
お店のみんなと目標を達成できたとき
飲食店はお店というチームで運営しています。
毎月お店には予算や目標があります。それは店長だけでは達成できるものではありません。アルバイトを含めお店の全員で目指して達成させるものです。だから目標を達成できたときの喜びは大きいですよ。
アルバイトが成長したとき
あなたが店長ならもちろんアルバイトの指導を行いますがベテランのアルバイトでも新人アルバイトの指導はします。自分がていねいに教えたことができるようになってそのことがお客さんにほめられでもしたら喜びは爆発ですよ。
いろんな層との出会い
飲食店にはいろんな人が働いています。
高校生、大学生、主婦、年配の方、フリーターの方など。世代は本当にさまざまです。今まで関わったことがない層との出会いも飲食店のいいところですよ。
飲食店で役に立つ経験
飲食店で役に立つ経験は下記です。
飲食店で役にたつ経験
- 接客の経験
- 料理やお酒の知識
- 外国語の知識や海外での経験
接客の経験
飲食店で最も必要なスキルは接客です。
接客業をしたことがあれば飲食店では重宝されますよ。飲食店じゃなくてもコンビニやレンタル屋のバイト経験でもOKですよ。飲食店ではその接客の経験を活かせますよ。
料理やお酒の知識
料理やお酒の知識が豊富な方は貴重な人材です。
自分が好きで覚えた知識は身についているので忘れることがありません。仕事でムリやり覚えた知識より使えるのでその知識を飲食店で発揮してみましょう。
外国語の知識や海外での経験
今外国からの旅行者が増えているので飲食店では外国の従業員を雇用しています。そのときに必要なのは外国語ができる日本人の従業員です。
飲食店では外国人従業員の管理や教育をする人を必要としているので英会話などに自信があるなら飲食店であなたの力を発揮できますよ。
日本人にはわからない外国の方へのマナーや生活習慣を理解しているとより良いサービスを提供するのに役に立ちますので海外在住や留学経験はポイント高いですよ。
失敗しない飲食店の選び方
せっかくならあなたにとっていい飲食店を選びましょう。
飲食店をストレスなく長く続けるためにはあなたにとって待遇の良い飲食店を見つけることが何よりも大切です。
お店によっては「長時間労働」「安月給」「休日出勤」などが当たり前のように行われています。このようなブラック気質な飲食店に入社してしまうとツライ思いをして結局退職することになりかねません。
とはいえ一般の求人から応募したり直接お店とやり取りをしてしまうとそのお店の待遇が本当に良いのか分かりません。
失敗しない飲食店を選ぶ基準は下記です。
失敗しない飲食店を選ぶ基準
- バイトか社員か
- 会社の業態
- 給料
- お店を見に行く
- 資格は必要ない
バイトか社員か
飲食店を選ぶ基準はそもそもアルバイトなのか社員なのかということです。
もし短期間だけ働くならアルバイトでいいですし長期間なら社員を選びましょう。
会社の業態
飲食店を選ぶ基準は個人経営なのか会社組織なのかということです。
あなたが独立を目指すなら個人経営です。直接オーナーから独立についての話を聞くチャンスがありますよ。
福利厚生などを求めているなら会社に就職しましょう。
給料
飲食店を選ぶ基準は給料です。
給料がいいところは大企業です。しかも大企業が出資している飲食関連会社へ就職しましょう。たとえばシティホテルの飲食部門です。
ただそうしたところは学歴や経験が求められます。
お店を見に行く
飲食店を選ぶ基準は直接お店を見に行くことです。
忙しい時間にお客さんとして来店して店員の動きを観察しましょう。お店の雰囲気・店員のモチベーション・店員の人数など。
そのお店で働く店員さんは未来のあなたです。
その姿をみてそうなりたいと思えるお店を選びましょうね。
資格は必要ない
飲食店に入社するときには資格は必要ありません。
調理師免許が必要と思うかもですが調理員として勤務してから2年たったら受験資格が得られます。なので働きながら調理師免許は取ることができますよ。
まとめ:飲食店に向いているなら動いてみよう
今回は飲食店に向いている人の特徴13選を解説しました。
飲食店に向いている人の特徴13選は下記です。
飲食店に向いている人の特徴13選
- コミュケーションが得意な人
- お客さんのことを考えて行動できる人
- 体力がある人
- 食べるのが好きな人
- 将来独立を考えている人
- 忙しいのが好きな人
- メンタルが強い人
- 人を育てるのが好きな人
- 人のフォローができる人
- クリエイティブな人
- 数字に強い人
- 手抜きができる人
- エクセル・ワードができる人
飲食店はよくブラックと言われますがお店や会社によります。
興味があるならまずはしっかり確認した上で応募してみましょう。