新しい子早く入らないかな

こんなお悩みにお答えします。
この記事の内容
- 飲食店の人手不足の原因
- 飲食店の人手不足の解消法
- 飲食店で今すぐできる人手不足解決策4選
この記事の信頼性
これまでのぼくの経験を交えて解説します。
この記事では飲食店の人手不足の原因と解決策について解説します。
この記事を読めば飲食店の人手不足の原因と今すぐできる解決策が分かります。
これで人手不足は解決されますね。
この記事はサクッと4分で読むことができます。
飲食店の人手不足の原因
飲食店の人手不足は深刻です。
出典 帝国データバンクより
帝国データバンクの資料によると飲食店は正社員が約66%不足。
アルバイトは約84%不足しています。
飲食店の人手不足の原因は下記です。
飲食店の人手不足の原因
- 不規則なシフト
- 雇用形態
- 採用難
- 給料が低い
- 労働環境が悪い
- 立ち仕事が大変
- 採用してもすぐにやめる
- 運営が非効率
ひとつずつ解説しますね。
不規則なシフト
飲食店の人手不足の原因は不規則なシフトです。
不規則なシフトになるのはお店の混雑具合の予測が難しいからです。
アルバイトならまだ決まった時間で働けますが社員はそうはいきません。
今日は開店からディナーのピークまで。
明日はアイドルタイムから閉店までと社員は不規則なシフトになりますね。
雇用形態
飲食店の人手不足の原因は飲食店特有の雇用形態にあります。
数年間働いてくれればいいという雇用形態だからです。
というのは飲食店の従業員の大半がアルバイトやパートといった非正社員で占められています。
そもそも長い期間働くことを前提としていない雇用形態なので人手不足になってしまいます。
採用難
飲食店の人手不足の原因は採用難です。
飲食店では採用したくてもなかなか人が集まらない状態が続いているからです。
最近では転職市場が活発化していて飲食以外の業界や業種も採用を増やしているので人材がそちらの業界に流れていますね。
給料が低い
飲食店の人手不足の原因は給料が低いことです。
飲食店の業界自体の給料水準が低いからです。
飲食店では人件費が多くかかるのにその他の費用も多くかかるので利益率が低いから給料水準が低くなっていますね。
出典 就活の未来より
飲食店は平均より低いですね。
労働環境が悪い
飲食店の人手不足の原因は労働環境が悪いことです。
飲食店では土日の営業が多いので従業員の休みがあまり取れないからです。
祝日や年末年始も営業しているので飲食店の年間休日は他業種よりも少ないですね。
出典 dodaより
飲食店の年間休日は96日とワースト2位ですね。
立ち仕事が大変
飲食店の人手不足の原因は立ち仕事が大変なことです。
飲食店の業務はほとんどが立ち仕事だからです。
飲食店では休けいも少ないので体への負担が大きくなってしまいますね。
採用してもすぐにやめる
飲食店の人手不足の原因は採用してもすぐにやめてしまうことです。
ミスマッチが起こっているからです。
飲食店は人手不足なので応募があれば飲食店に向いていない人でも採用します。
しかも説明なしに仕事をさせることもありますよ。
そのためミスマッチが起こりすぐにやめてしまうのです。
運営が非効率
飲食店の人手不足の原因は飲食店運営が非効率だからです。
ITなどを活用して人がしなくていい作業でも人が行っているからです。
例えばこんな作業です。
人ではなくてもできる作業
- 注文を受ける
- お会計をする
今はこれらなら機械でできますよね。
飲食店の人手不足の原因は飲食店運営の効率が悪いのです。
飲食店の人手不足の解消法
飲食店の人手不足の解消法は下記です。
飲食店の人手不足の解消法
- 労働環境を整える
- 職場環境を整える
- 福利厚生の充実
- 営業時間の短縮
- ITを使い効率化
- 紹介制度
- 求人広告を利用
- 外国人採用
- 短期募集
- シニア層の活用
- テイクアウトやデリバリー
ひとつずつみていきましょう。
労働環境を整える
飲食店の人手不足の解消法は労働環境を整えることです。
労働環境が整えば働きやすいですからね。
たとえば下記のようなものです。
労働環境の整備
- 有給休暇の制度化
- 交通費やまかないなどの待遇
- シフトの融通は利く

今では有給を取らせることが当たり前ですが働く環境は大切ですよね。
職場環境を整える
飲食店の人手不足の解消法は職場環境を整えることです。
人手不足を解消するためには離職者を出さないようにして新しいメンバーに長く定着してもらうということが大切ですからね。
働きにくいにつながる部分を取り除くいて働きやすい職場になるよう職場環境の改善を行うことが大切ですね。
たとえば下記のようなものです。
職場環境の改善
- シフトの提出サイクルを短くする。
- いつもよりもシフトの人数を増やして業務負荷を下げる
- 社員が怒らない・怒鳴らない
アルバイトにとって店長がイライラするのはストレスです。

イライラしている社員はアルバイトにとって悪影響でしかないので気をつけましょうね。
福利厚生の充実
飲食店の人手不足の解消法は福利厚生を充実させることです。
福利厚生を充実させることで従業員の採用や長期的な就労につながるからです。
たとえばこんなものです
福利厚生の充実
- 退職金制度の整備
- 住宅手当の支給
実際に福利厚生を充実させた飲食系企業として「はなまるうどん」があります。
はなまるうどんでは下記のことをしました。
はなまるうどんの福利厚生
- 夏休み・冬休みで7連休を取る制度
- 義務教育終了までお子さん1人つきに1万円支給
- 単身赴任の場合に支給される帰省手当
各種手当てが充実していまね。
福利厚生が充実していると会社から大切にしてもらっている感があるのでやめないですよね。
営業時間の短縮
飲食店の人手不足の解消法は営業時間を短くすることです。
営業時間を今までより短くすればその分だけ人は必要なくなりますからね。
たとえばお客さんの数が少ない時間帯は思い切って閉店し忙しい時間帯に従業員を集中させるといったものです。
そうすることで従業員ひとり当たりの負担が減ってサービスの向上につながります。
従業員とお客さんの満足度が高まりますね。
従業員の満足度が高まればやめることはなくなりますよね。
ITを使い効率化
飲食店の人手不足の解消法はITを使い運営を効率化することです。
効率化すれば人が少なくても運営できますからね。
たとえば下記を取り入れることで効率化できます。
飲食店の運営の効率化
- web予約システム
- 事務処理
- シフト管理
- セルフオーダー
- キャッシュレス決済
- 掃除ロボット
- 食材発注ツール
予約をwebサービスから入力できるようにすることでホールスタッフが電話対応に取られる時間を減らせます。
営業時間外に行っている事務処理やシフト管理もITシステムを導入することで効率化できます。
とはいえこれらのものを導入するには初期費用がかかります。
でもそれ以上のメリットがあります。
調べてみると意外と安く取り入れられるツールもあるので一度導入を検討してみる価値はありますよ。
紹介制度
飲食店の人手不足の解消法は紹介制度を取り入れることです。
紹介はいい人材が獲得できてコストがあまりかかりませんからね。
従業員のつてで採用活動を行うので求人にかかる費用がほとんどかからないのが大きなメリットです。
とはいえ誰でも紹介してくれるわけではありません。
お店の満足度が高くないと紹介してもらえませんよ。
求人広告を利用
飲食店の人手不足の解消法は求人広告を利用することです。
スタンダードな手段ではありますが求人サイトに求人広告を掲載して人材を募るのも人材不足の解消に有効ですからね。
飲食店で働きたい人の多くは求人サイトを使って仕事を探していますよ。
外国人採用
飲食店の人手不足の解消法は外国人を採用することです。
日本人だけを待っていてもなかなか応募はありませんからね。
2019年4月に入管法の改正がされて新しい在留資格「特定技能」が新設されました。
「特定技能1号(日本滞在期間に5年の制限)」を取得している外国人ならば飲食店も雇用できるようになっていますよ。
外国人を採用したいなら外国人向けの飲食専門求人情報サイト「 Food Job Japan」などを利用してみるのもいいですよ。
短期募集
飲食店の人手不足の解消法は短期での募集を行うことです。
長期間働ける人が採用できないなら短期募集も有効だからです。
たとえば「スキマワークス」では必要なときだけスポットで人員が補充できるマッチングサービスを提供していますよ。
登録しているワーカーの約8割が飲食店や小売店などの販売・接客経験者なので安心して仕事を任せられる点もメリットですよ。
シニア層の活用
飲食店の人手不足の解消法はシニア層を活用することです。
国内の平均寿命が伸びていることもあり定年を過ぎても働く意欲が強い人もいますからね。
シニア層に協力してもらうことも人手不足の解消法のひとつですよ。
とはいえシニア層を採用することについて病気や怪我、体力が持つかどうかなどの身体面での不安を感じるかもしれません。
シニア層の方々でも無理なく働けるようお店側が柔軟に対応することで身体的な不安は解消できますよ。
たとえば「モスバーガー」は2014年ごろからシニア層の活用に力を入れていて一部の店舗では従業員のうち60歳以上のシニア層が20%を占めることもありますよ。
テイクアウトやデリバリーを始める
飲食店の人手不足の解消法はテイクアウトやデリバリーサービスを始めることです。
人がいないなら今の人員で売上を取ろうということです。
テイクアウトはすぐに始められますのでやってみましょう。
テイクアウトやデリバリーサービスの始め方については下記の記事で解説していますので気になる方はどうぞ。
≫ 飲食店でテイクアウトを始めるのに許可は必要?【元店長が解説】
人手不足の解消法をみてきましたが、あなたのお店ですぐにできることがあまりないと思うかもです。
ここからは実際にぼくが店長をしていたときに行っていた人手不足の解決策をご紹介しますね。
飲食店で今すぐできる人手不足の解決策4選
飲食店の人手不足の解決策はあります。
今から始めてみましょう。
その方法は下記です。
飲食店の人手不足の解決策4選
- 人手不足の原因を知る
- 面接でのミスマッチをなくす
- 初期教育が大切
- 巻き込む
1.人手不足の原因を知る
そもそもなぜあなたのお店は人手不足なのかその原因を把握されてますか?
人手不足の原因をはっきりさせましょう。
たとえば下記のようなものです。
人手不足の原因となる10項目
番号 | 項目 |
1 | 自分が客と来たいと思う |
2 | 人が足りないシフトが多い |
3 | 店長がよく怒る |
4 | 休けいがない |
5 | 社員は毎日出勤し休みがない |
6 | 求人広告と実際の仕事内容が違う |
7 | アルバイトでも休みが取れない |
8 | 時給は最低賃金 |
9 | 残業代が出ない |
10 | やめるなら代わりを見つけてと言われる |
もしあなたのお店でこれら10項目の中で当てはまるものがあればそれが人手不足の原因ですよ。
当てはまるものは改善していきましょう。
2.面接でのミスマッチをなくす
今すぐにできる人手不足の解決策は面接でのミスマッチをなくすことです。
長く働いてくれる従業員を獲得するには面接であなたのお店とマッチするかどうかを見極めることが大切です。
とはいえ面接のやり方について誰かに教わるといった機会がないので「どういったところに気をつけて面接をすれば良いのか?」「そもそもどういった流れで行うのが良いのか?」と疑問を持つかもです。
アルバイトの面接のやり方については下記の記事で解説していますので気になる方はどうぞ。
≫ 飲食店アルバイトの採用ノウハウ教えます 面接のポイント5選を解説
3.初期教育が大切
今すぐにできる人手不足の解決策は初期教育を大切に行うことです。
誰でも最初はなじめるか不安ですからね。
新人のアルバイトが初日にどういうことを考えているかは下記の記事で解説していますので参考にどうぞ。
≫ 飲食店の新人バイトが初日にかかえる悩み5選【簡単に解決できます】
迎い入れる準備がとても大切です。
迎い入れる準備は下記です。
新人を迎え入れる準備(オリエンテーション)
- 新品のユニフォーム・名札
- タイムカード
- ハウスルールの説明
いきなり仕事をさせるのはやめましょう。
新品の制服を渡し仕事の説明をしてから仕事を始めましょう。
とはいえ人手不足だからいきなり働いてもらわないと困ると思うかもです。
だから人手不足になるのです。
しっかり働いてもううためにハウスルール(お店のルール)を使って説明しましょう。
説明なしに働かせるのはNGですよ。
4.巻き込む
今すぐにできる人手不足の解決策は巻き込むことです。
それぞれの従業員にお店での役割を持たせましょう。
役割を持たせる方法は下記です。
従業員を巻き込む方法
- 朝礼(または終礼)の実施
- ミーティングの実施
朝礼(または終礼)の実施
朝礼(または終礼)をしてお店・個人の目標や課題を共有しましょう。
お店全体としてでも業業員個人でも目標や課題を共有しましょう。
たとえばアルバイトのAくんは電話の対応が苦手なのでそれができるようになるのが課題だと伝えます。
Bさんの課題はAくんが電話対応ができるように指導することなどです。
こんな感じで朝礼(または終礼)でお店・個人の目標や課題を共有しましょう。
ミーティングの実施
ミーティングは朝礼(または終礼)で共有した目標や課題の進み具合の確認を行います。
ミーティングの目的はお店への参加意識です。
それぞれの従業員に役割を与えることでお店への参加意識を持ってもらいます。

朝礼やミーティングのくわしいやり方は下記の記事で解説していますので気になる方はどうぞ。
≫ 飲食店のアルバイトが辞めない! お店でできる教育方法はコレ
今回は飲食店の人手不足について解説しました。
ぼくも経験がありますが飲食店は本当に人手不足です。
でもただ手をこまねいていても何も解決しません。
あなたのお店で今すぐにできることはあります。
まずはやってみましょう。
今回は以上です。