対策も解説しますので、もし起こってしまってもあわてずに済みますよ。
この記事の内容
- 飲食店の異物混入の対応手順|3ステップ
- 飲食店の異物混入の対策
この記事の信頼性
この記事を書いているぼくは飲食店で15年間働いてきました。
店長の経験が10数年あります。
ぼくのこれまで経験をご紹介します。
飲食店の異物混入の対応手順|3ステップ
飲食店での異物混入にはこんなものがあります。
- 髪の毛
- ビニール袋の破片
- ガラスの破片
- ばんそうこう
- ラップの切れ端
飲食店の異物混入で一番多いものは髪の毛です。
この記事ではお客さんが異物混入でケガをされたときの対応について解説します。
お客さんはケガをしたので病院での対応が必要です。
それ以外の対応手順はどれもいっしょです。
それでは対応手順を見ていきましょう。
こちらが対応手順の3ステップです。
- ステップ1: 謝罪
- ステップ2: 病院に行く
- ステップ3: 異物混入の原因と対策を行う
ステップ1: 謝罪
お客さんに呼ばれたらすぐに謝罪しましょう。
お客さんはあなたの料理を食べてケガをしています。
お客さんの言い分を最後まで聞いて下さい。
お客さんが話し終えたら、不快にしてしまったことに対して謝罪してください。
お客さんを怒らせるだけですよ。
ステップ2: 病院に行く
お客さんはケガをしているので病院に行くようにすすめて下さい。
ガラスなどが入っていた時は口の中をケガしますからね。
病院に行くときはこんな手順で対応してください
- いっしょに病院に行く
- 初回治療費はあなたが負担する
- 診断書をもらう
1.いっしょに病院に行く
あなたはいっしょに病院へ行ってください。
お客さんはケガをしています。
お店は任せてお客さんと病院へ行ってください。
今はこれより大切なことはありません。
2.初回治療費はあなたが負担する
初回の治療費はあなたが負担してください。
あなたが負わせたケガですからね。
お客さんがもし健康保険証を持っていたら使ってもらいましょう。
あなたの支払い額が減ります。
お客さんを見て言うべきか判断しましょう。
3.診断書をもらう
お客さんへ診断書をとってもらうようにお願いしてください。
あなたは治るまでにかかった費用を負担しなければなりません。
診断書にはケガの内容、治るまでの期間などが書かれています。
治療費の領収証ももらってください。
診断書や治療費は保険会社へ提出する必要があります。
あなたが保険に入っていればですけど。
保険に入っていないとあなたは実費を払わないといけませんよ。
飲食店の保険についてくわしく知りたい方は下記の記事で解説していますので参考にどうぞ。
髪の毛の場合は病院での対応は必要ありませんよ。
ステップ3: 異物混入の原因と対策を行う
異物混入の原因
異物混入の原因を調べてください。
同じことを起こさないためです。
例えばガラスの破片が入ってしまったのなら、全部の食器を確認してヒビが入っているものはないか確認しましょう。
お金はかかるかもですが、同じことはくり返すことはできません。
しっかり調べて原因を特定しましょう。
異物混入の対策
原因が特定できれば対策を考えましょう。
対策しなければまた同じことが起きるかもしれません。
例えばガラス製の食器は全て交換する。
ヒビが入っていないか毎日数回行うなど。
同じことが起きないように仕組みを作るといいですよ。
飲食店の異物混入の対策
異物混入の対策でできることはこちらです。
- 身だしなみ
- 異物混入の共有
- お客さんへ報告
1.身だしなみ
出勤時に身だしなみを確認しましょう。
飲食店の異物混入に一番多いのは髪の毛です。
ひとりでするよりお互いに確認しあうと、もれがなくなるのでいいですよ。
制服についている髪の毛を落とすのに道具があると異物混入をさけられますよ。
2.異物混入の共有
異物混入してお客さんにケガをさせてしまったことはお店全員で共有しましょう。
伝え方はあなたの口から伝えるのがいいですよ。
お店全体に共有して同じことは2度とくり返さないようにすることはめちゃくちゃ大切です。
そのためにはアルバイトの教育は欠かせません。
アルバイトの教育についてくわしく知りたい方は下記の記事で解説していますので参考にどうぞ。
≫ 飲食店のアルバイトが辞めない! お店でできる教育方法はコレ
3.お客さんへ報告
原因が特定でき対策もできれば被害者のお客さんへ報告してください。
報告は被害者のお客さんに対するあなたの責任ですよ。
報告したところでお客さんからはあまりいい反応をされないかもです。
大変かもですが、これもあなたのするべきことです。
もしお客さんの反応がよければお店に招待しましょう。
今度は喜んでもらいましょうね。
今回は以上です。